今日、「カメラスタイル5」という雑誌を立ち読みしました。特集はNikon
F3です。とうとう製造停止になった云々といった内容でした。確かに今年度に入ってアイレベルとチタンボディの発売停止が決まりましたが、まだHP(ハイアイポイント)は生き残っています。
どうも、あの雑誌は適当書いているようです。この雑誌、以前はライカの特集とかしてるんですが、どうも内容を誇張して書いているように思えてなりません。
閑話休題
Nikon F3は1980年の3月発売ですから今年でかれこれ発売から20年以上たつロングセラーです。自分でも10年程使っていますが、やはり良いカメラですね。プロが使うことはもうないとは思いますが、アマチュアが使う分には十分過ぎる程の基本性能を有しています。
なにが良いかは使ってみないとわからないとは思います。単純にスペックだけ比較すると、今のAF機にはもちろんのこと、MFの下位機種のNewFM2にも負けています。
それでもなぜF3なのか?月並みですが、僕の場合も信頼性の高さがF3を選択する1番の理由です。定量的な評価結果が特にあるわけではないのですが.... まぁ、使ったことがない人はヨドバシカメラでも行って触ってみて下さい。理由がわかるはずです。
F3の特徴(他のカメラとは明らかに違う)を2点上げます。
まず第一に、露出計に癖があります。方式は標準的な中央部重点平均測光なのですが、重点率が8割と普通の同方式のカメラよりも高くなっています。普通はだいたい6割くらいです。
なにも考えないで使うと背景の露出はほとんど考慮されず対象物のみが適正露出になってしまうので、最近のAFカメラの分割測光になれてしまっている人にとっては使いづらいかも知れません。指示値を較べても大きく違うはずです。ただこのスポット性の強い露出計に慣れてしまうとなかなか手放せなくなります。自分でじっくり光を読みたい被写体になんかは重宝します。時代が時代だけにまだAEでの使い勝手よりもマニュアル露出の使い勝手を重視しているように思えます。
それと、巻き上げのスムーズ感です。これはすばらしいです。36枚撮りのフィルムを使用しても1コマ目から36コマ目までのトルクがほとんど一定です。FM2とかFE2なんかは、枚数が増えるに従って巻き上げも重くなっていくのがわかりますが、F3はそんなことがありません。
巻き上げの機構に関してはF3は非常に凝った設計になっていることを聞いたことがあります。部品点数を減らした上でトルクが最小になるよう最適化されているそうです。
考えてみると今のカメラは分割測光が主流ですし、巻き上げレバーもありませんね。
そういう意味では寂しいことですが、F3もそろそろその役目を終えようとしているのかもしれませんね。