F4が猛烈に欲しいです。昔のカタログを引っぱり出してきては眺めています。家人は一般人ですので猛烈に難色を示しています。独身時代とは異なり、説得工作から始めなければいけないのでつらいです。カメラも2台くらいまではどうにか論理的な説得が可能だとは思うのですが、それを越えると説明できなくなります。毎日「カメラが呼んでいる」とか訳の分からない理由を連呼しています。だって自分でもなんで欲しくなるのかがわかりませんから。
さて本題ですが・・・
私が高校生のころ(1988/12)F4は発売になりました。当初は「素」のF4とバッテリー強化型のF4Sの2本立てでしたが、数年後の専用Ni-Cad電池が使用できるF4Eが追加されました。伝統のF一桁では初のAF(オートフォーカス)搭載機です。使用する電源ユニットの形状によってボディサイズが変更出来るのはこのカメラの特徴でもあり長所の一つです。F5はあのでかい図体をいつでも持ち歩かなくてはいけないわけですから。
このころは毛嫌いしていました。このカメラ。
F3の面影と言えばグリップ部の赤い線だけ、AFが搭載され完全に電子化されてしまいました。AF性能にしてもキャノンのEOS-1に比べれば優劣の差は歴然としていました。エンジニアリングプラスチックを安っぽく使用したボディ(使い込むとあっというまにテカテカになります。)は金属カメラからほど遠く(というか、F一桁の中では唯一のプラスティックボディ)スタイリングはそこそこだなと思っていても魅力半減です。
でも、10年以上も経つと、色褪せたハイテクが郷愁を誘っているのか、なかなか良いんですよ。以前もお話ししましたが、新旧のレンズとの相性が抜群に良いです。AFカメラですが、マニュアル機として使うとこれほど便利なカメラもありません。ダイヤルを多用した操作系も違和感がありません。基本性能はまがりなりにも、Fの一桁ですから折り紙付きです。1/8000秒のシャッタースピードは必要ありませんが。
完全に電子化されたカメラですが、先端の技術を無節操にてんこ盛りにしたわけではなく、アナログの魅力を残しつつ節度を持って電子化された感があります。この点がこのカメラのちょっと中途半端なところなのかも知れませんが、今見るとこのコンセプトが新鮮に映ります。
中古市場ですがタマ数が多いことと使い込むと見た目がものすごくくたびれた感じになる外観のせいか、価格は落ち着いているようです。F4が8万前後、F4Sが10万前後、F4Eが12万前後です。高いですね。
明日早速、学芸大前の三宝カメラに偵察に行って来ようと思っています。横浜の田中カメラもいいかも。