買う気は全然ないのですが、ふと、F5のカタログを眺めていました。昔は、カタログを見ているだけで「ワクワク」しましたが、今はそれが全然ありません。目を通してても、「あっそうなの」って感じです。なぜでしょうか。
昔のニコン製品のカタログにはもっと貫禄があったような気がします。「これだけの物を作ったんだ、ほら、今度はあんたが使いこなす番だよ。」というニコンからのメッセージが聞こえてきたような気がします。
その時代に比べると、的確な表現は難しいのですが、今のカタログはどれをみても「まるく」なってしまいました。これだけの機能がありますよ。パソコンにもデータ転送できますよ。AFは速いですよ。露出は正確ですよ。だから買ってくださいね。とまぁ、お客に媚びているわけではないのでしょうけど、品格がありませんねぇ。無駄な機能の押し売りという感じが強いです。
それと、昔のカタログを飾っている写真の質は今のものよりかなり高いです。これは間違いなく言えます。製品に品格を持たせる重要な役割を果たしていました。今度ここで紹介したいと思います。
F3も20年という歴史にピリオドを打ちました。カタログ一つ眺めていても、細々と何とか持ちこたえていたニコン伝説も終わってしまったような気がして少し寂しい気分です。