最近はちょっとカタログネタが多いです。カネがかからないので・・・(笑)まぁ勘弁してください。
この間はF5のカタログに幻滅しましたが、New FM2のカタログにはまだ古き良き時代の香りが残っているではありませんか。少しうれしくなりました。
このカメラは自分も使っているせいもあり、最近のカタログを見ていなかったのですが、久しぶりに目を通すと随分と昔のカタログとは趣を異にしています。モノクロの女性がカメラを構えている表紙にいきなりこの文句です。
私だけの一枚にたどり着く。I love Manual
マニュアルであることが売り文句になる時代なんですねぇ。 カタログを開くとマニュアル派を卒倒させる詩(というかコピーというか)が掲載されています。これがなかなかいいです。
散歩みたいにゆっくりと
誰にも描けない一枚が欲しい。
私の想いや、考えや、フィーリングをさり気なく、
そしてみずみずしく写し込んだ一枚を描きたい。
そんな強い気持ちが私をはげましてくれる。
焦ることなく、気負うことなく、
じっくりと考えながらファインダーを覗く。
作品の出来栄えに考えをめぐらせながら、
イメージを膨らませながら、
絞り、シャッタースピード、ピントを
ひとつひとつ選んでゆく。
これでいいのか、と迷うときにも
このカメラはじっと待っていてくれる。
次の一歩を踏み出すまで。
私の一枚に出逢うまで。
なんだか凛々しいですねぇ。「イメージを膨らませながら」ってところから「選んでゆく」ってところまでがマニュアル機の魅力を端的に表しているような気がします。各ページの作例写真にもにもちょっとしたコメントが添えられていて購買意欲をくすぐるのに一役買っています。皆さんもカメラ店に置いてあったら手に取ってみてください。
このNew FM2は1984年に発売されました。今年で17年目です。F3に次ぐロングランですね。特徴は3つあります。
「完全」マニュアルというのはピントだけではなく、露出もマニュアルということです。だからカメラは何にもやってくれません。それと、最近はほとんど見かけることがなくなった機械式シャッターを搭載したカメラ(メカニカルカメラ)です。電池が無くてもシャッターを切ることができます。(露出計は動きません)
加えて、普及機クラスでありながら、1/4000秒のシャッタースピード搭載&シンクロ1/250秒とスペック的にはフラッグシップ機(F/F2/F3)の上を行っています。姿形も良く名機と呼ぶことが出来るのではないでしょうか。
こういった完全マニュアルのカメラは写真をこれから始めようと思っている方におすすめです。写真をやる上でとても重要な露出とシャッタースピードの関係がイヤでも理解できるようになります。