EMの使用感レビューでも書こうと思い,一本撮影してみました.まず感想ですが,
ということに尽きます.なにから何までチープですね.巻き上げレバーはこのクラスでは唯一と言って良い小刻み巻き上げに対応しているあたりはすごいのですが,フィルムが入っている時と入っていない時の巻き上げの感触がかなり変わるのがチープ. フィルム入っている時の巻き上げはちょっとゴリゴリしていてやはりチープ.F3のすごさを思い知りました.フィルムの有無で巻き上げのトルクが変わりませんからあのカメラは.さりげないところで化け物です.そのほか,シャッター音もチープだし,チープのオンパレードですね.
ホールディング性は手の大きさに依存するので一概には言えないのですが,平均的な日本人の成年男子の手の大きさである(自分で勝手に思っている)僕の手の大きさでは少々窮屈な感じがします.ちなみにEMの横幅は,134.5mmです.F3が148.5mm,FE / FM クラスが142.5mmです.ライカのM3でも138mmありますのでEMってかなり小さいです.不思議とM3は手にしっくりくるんですけど,EMの場合は右手の握る部分の面積がM3に比べて小さいのでちょっと不安定ですね.M3はマウント径が小さいのでその面積がそれなりに確保されています.ミラーショックがわりと大きめなのでしっかりとホールディングする必要があります.
露出補正ダイアルというものはついてなくて,フィルムの感度ダイアルを使って行うのですがとてもやりづらいです.ただ,これはこの時期のニコン全般に言えることですのでEMだけの欠点とは言えないでしょう.ただ,ちょっとマニュアル風に撮影したいという場面ではEMの場合は露出補正以外に手がないのでそういう意味ではもう少し考慮があっても良かったのではないかなとも思ったりします.20年前のカメラに文句言うなって感じですが.
冷静にレビューしちゃうと,上記のようにスペック面についてはあんまりいいこと書けないんですが,でも,触ってみるとわかりますが傑作ですよこのカメラ.ホントに.手に入れないとわからないところですな.フフフ.
オークションで落札してから,「そういえば視度補正レンズ(ニコンではどういうわけか,”接眼補助レンズ”と呼ぶ)はどうすればいいのか?」ということに気づいたんですね.EMのアイピースは角型タイプで,視度補正レンズを取り付けるには2通りのやりかたがあります.
やり方としてスムーズなのは,直接,角型の視度補正レンズを取り付ける方法ですが,さすがに20年も前のカメラの視度補正レンズは売ってねーだろとあきらめつつ,いろいろとWEBをさがしていたら,ニコンが運営しているニコンスクエアというページに膨大な量のニコンのカメラについてのFAQやらTipsがあってそこに情報が出ていました.(会員登録が必要です.もちろん無料です.)なんと,現行のF80とアイピースの形状は変わっていないとのことでした.なので,そのままF80用の角形の視度補正レンズが使えました.丸型への変換アダプタもまだ現役で売っています.ニコンのPRICE LIST(2003.6.28版)の10ページの下あたりに載っている接眼補助レンズとアイピースアダプタがそれにあたります.それにしてもそうゆーところがニコンだよな.好きです.
データライブラリを更新しました.ニコンFAとEMとFEのカタログを追加しました.ページ自体のサイズがデカイのとそれぞれのカタログ画像の写真がデカイのでダイアルアップでご覧になっている人はすみません.耐えてください.もう少し増えてきたらページの構成を変えますね.