秋も深まる今日この頃.
秋になるとどういうわけかレンジファインダーのカメラ,たとえばライカなんかを持ち出したくなります.ニコンはどちらかというと夏や冬のハッキリとした季節がよく似合っています.秋はレンジファインダーカメラがしっくりとくるのではないでしょうか?
晴れの日に50mmレンズをつけた小型のライカにトライXを詰めて,シャッタースピードは1/500 sec. 絞りはF11.これだけ.あとはブラブラとその辺を歩き回るだけ.光と陰を感じながら丁寧にシャッターを切ります.フィルムはだいたい36枚撮りを2本くらい.そんな一日を過ごせるとささやかな幸せを感じます.こういう撮影スタイルにはやっぱりライカが良く似合います.
最近は一時期のクラシックカメラブームが去り,ライカの相場は下落傾向にあるようです.とはいえ,手に入れるにはそれなりの出費を覚悟する必要があります.でもこのカメラだけはそれだけのお金を払ってでも体験するだけの価値はあると思っています.質感や操作感,コストを度外視した造りの良さ.それだけではなく十分実用に耐えうるだけの機能性.国産のカメラが忘れてしまった,正確に言うと世界で勝つためには忘れざるを得なかった部分,をきちんと守り通していたことだけとっても,ライカというメーカーは永遠に人々に記憶されるべきカメラメーカーでしょう.これからの時期は多少は懐が暖かくなる時期です.ドイツのクラフトマンシップに身を委ねてはいかがでしょうか?まぁ,買ってしまうと身悶える日々が始まるかもしれませんが.