久しぶりの更新っす.
D2Hはデジタルカメラなのでコンパクトフラッシュという半導体メモリに記録を行います.購入にあたって疑問だったのが40倍速とか80倍速といった表示です.基準は何?80倍は40倍より本当に速いの?速いのがやっぱいいの?みたいなことです.で,ちょっと調べてみました.
調べてみると倍速表示の基準は150KB/secなんだそうです.レキサーメディアがこういう言い方を始めたそうですがいまではSandiskのパッケージにも併記されています.たとえば80倍だと150KB x 80 = 1,200KB(約12MB/sec) と理論上は1秒間に12MBのデータの書き込みが出来ることになります.画像の保存形式やカメラ本体の能力もスピードに影響を与えますので実際のスピードとは大きく異なるようです.以下のサイトをご覧になってください.各社のコンパクトフラッシュを各社のボディーの組み合わせでスピードを評価しています.
Rob GalbraithさんのCompactFlash Performance Database(英語)
このサイトの右上の方のプルダウンメニューから自分のカメラの機種を選べるようになってます.D2Hでの主なカードでの性能について抜粋すると以下の通り.
| メーカー | 品名 | 公称書込速度 | 実際の書込速度(D2HでRAWデータ書き込みの場合) | 実勢価格(@価格com) |
| Sandisk | UltraII 2GB | 60倍速(9MB/sec) | 4.95MB/sec | 21,000円くらい |
| Lexer Media | 2GB 80X Write Acceleration | 80倍速(12MB/sec) | 5.06MB/sec | 22,000円くらい |
| transend | 45x CompactFlash Card | 45倍速(6.75MB/sec) | 4.61MB/sec(1GBメディアでの測定値.2GBメディアではもう少し落ちるはず) | 18,500円くらい |
これを見ると40倍速とか80倍速といった数字ってほとんど意味がないことがわかります.確かに45倍速よりも60倍速が速くて80倍速が一番速いという序列は正しいけど速度差はほとんどありません.D2Hではなくほかのボディーでも同様の傾向です.
次にデジタルカメラのデータ記録の仕組みについて考えてみます.撮影した画像は直接コンパクトフラッシュに書き込みに行くわけではなくバッファ(緩衝)メモリという画像処理エンジンに直結しているメモリを持っていてまずはそこに画像は蓄積されます.バッファメモリは大容量ではない代わりに非常に高速に読み書きができます.よってこのバッファメモリのスピードと量によって連写性能が決まってきます.要はバッファメモリがあふれるようなことがなければコンパクトフラッシュの書き込み速度が直接影響することはないということです.
バッファメモリの量はカメラによって違います.たとえばD70の場合,RAW形式で連続撮影出来るのは4枚までです.RAWデータは約5MBですので5MB x 4 = 20MB.20MB〜30MBくらいのバッファメモリの容量だと想像できます.D2Hの場合は6MBのRAWデータが26枚連続撮影出来ますので,同様に考えて160MBくらいのバッファメモリなのかな?と想像出来ます.連写している最中でもバッファメモリからコンパクトフラッシュへの書き込みは行われているので正確ではないです.まぁ,Dヒトケタのフラッグシップ機はD70なんかに比べるとかなり贅沢な設計になっていることがわかります.
D70はRAWで4枚の連写なのですが,これって頻繁ではないけどたまにやりそうなので高速なコンパクトフラッシュが効力を発生する場面が結構あるのではないかと予想されます.D2Hの場合はバッファメモリ量が大きいのでコンパクトフラッシュの書き込み速度ってほとんど意味を持たないことになります.
まとめると
ということで,いろいろ調べた結果,D2Hはバッファメモリの量が多いので通常の撮影をしている限りではどれを選んでも使用感は変わらないだろうという結論です.最終的にはSandiskのUltraIIという無難な選択です.直輸入品を21,000円で購入しました.2005年6月現在の最安値は1万円弱/GB程度で考えればいいのかと思います.ちなみにヨドバシは国内版を扱っていますので割高ですよ.価格.comやヤフオクなんかで直輸入品を探すのが安く買うコツです.正規品の半値くらいですから.