GR DIGITALが発表になりました.専用のブログを立ち上げたりして興味深い展開を見せていたので注目していました.
このカメラは言わずとしれたリコーのフィルムコンパクトカメラの名機であるGR-1のデジタル版の位置づけで,同じく単焦点の28mm相当のレンズを装備しています.800万画素で1/1.8インチのCMOSを採用.デザインはGR-1を踏襲したものになっています.また,アクセサリに光学ファインダーが用意されたりしていてマニアックな遊び心が垣間見えています.
とはいえ,高級コンパクトデジタルカメラという分野が現時点で受け入れられるのかどうかは疑問です.フィルムの場合,フォーマットは一眼レフとコンパクトカメラでは35mmフィルムを使用しているという点で同一なので,コンパクトカメラでもレンズの性能や筐体のデザイン如何では一眼レフを凌駕する存在になることも可能であり,GR-1はそれを証明していたわけです.デジタルの場合はフォーマットまで含めて優位性を示す必要があり,コンパクトカメラには不利な条件が揃っています.なかなか一眼レフを凌駕するのは難しいのではないでしょうか?サンプル画像を見たわけではないけど.
要はデジタルでこれをやるとなると時期尚早な気がしていて,やはりAPS-Cサイズの撮像素子を搭載したコンパクトデジタルカメラであれば話題性もあるし価格が高くても受け入れられるのではないかと思いました.技術的にはEPSONのR-D1なんかをレンズ一体化して小型化すれば多少大きめのボディーでも魅力的なものになるのではないでしょうか.それが無理なら画素数を400万画素程度に絞り超低ノイズ設計をアピールするとか.1/1.8インチ800万画素と聞くとそれだけでノイズ耐性が低い印象をもってしまいます.それともうまく解決されているのでしょうか.
リコーの心意気とコンセプトには共感するのですけどまだまだだなぁという感じがします.第二世代,第三世代とブラッシュアップし て行くことで完成度を高めていって欲しいと思います.売れないだろうなー.実売8万円ってちょっと高いし.
追加情報(9月16日)
撮像素子の交換サービスを実施することが検討されているようです.サイズアップは難しいとのことですが,何種類か撮像素子が選べて400万画素低ノイズタイプなんていうのが出てくるとすごくおもしろそうです.GR DIGITALでしか出来ない付加価値がつくので是非とも実現して欲しいものです.