へぇ,D40ですか.
全くノーマークだったのですが久しぶりにニコンのサイトをのぞいてみたら発表されていました.
レンズマウントで縛られる一眼レフのエントリモデルというのは戦略上,極めて重要です.ここでどれだけユーザーが取り込めるかが数年後確実に効いてきます.
とてもシンプル.要らないものはもちろん,要らないかもしれないものも大胆に外しています.この”要らないかもしれない”ものを外したのが今回のポイントです.D50はD70の簡略版でしたから構造をこうも変えるのは大胆すぎるほどの決断です.このサイズと価格を実現するとなるとこうした割り切りは必要です.
個人的にはボディー内のモーターすら外してしまったのでレンズ内モーターのレンズ(AF-S)レンズ限定なのが残念なのですが,戦略的には正しいと思いますね.エントリーユーザが明るい単焦点レンズなんてすぐに買おうと思いませんから.欲しくなったらD80に乗り換えろってことなんでしょう.
ニコンだけ見ていると,ここまではいいのですが,ペンタックスのK100Dってありったけの機能満載で実売価格でD40よりも安いです.まぁ発売前ということもありD40はもっと下がるとは思いますが,要は同クラスのカメラということです.
画質面の優劣はあるとは思いますが,誤解を恐れずに言えば最近のデジカメなんて通常撮影でそれほど大きな差がつくようなものではないと思っています.ということになると機能面の優劣ですがこれはK100Dに軍配が上がります.なんてったって手ブレ補正が内蔵されていますから.これは強い.
話は少々それますが,このクラスというかD200よりも下のクラスというのはカメラメーカー各社の中でペンタックスが実は一番優れているような気がしています.どれをとっても決定的な弱点が見つからないのがすごい.
また,最近のペンタックスはistあたりからコンパクトのOptioシリーズも含めて相当デザインにも力を入れているように感じます.時代の空気を上手く取り入れているというかニコンキャノンにある過去からのしがらみがないのがいい方向に作用している感じです.どうせならもう少しカラーバリエーションなんかを増やせば女性の支持を得ることが出来るのではないでしょうか?
あと,istのころから驚異的に見やすい贅沢なファインダーを惜しげもなく投入していました.やっとニコンがD200で追いついた感じ.それでもD200やD80にistのファインダーが乗っていればどんなにうれしいかと夢想しています.明るさを犠牲にして若干ざらつきがあるのがピントの山がつかみやすくて銀塩ファンにはたまらないファインダーです.渋くキメてます.
もし僕がアラブの石油王だったらとても素性のいい会社なので会社丸ごと買いたいです.こんな小さい会社が大メーカーを凌駕するカメラを作っているわけで応援したくなります.そのうちどこかとくっつくんじゃないでしょうか?単独で体力が続くのかと勝手に心配しています.ブランド力が弱いのが致命的な弱点なのでいっそのことライカあたりとくっついたらおもしろいと思いますけどね.意味もなく価格10倍になるか.やめとこ.
ということで,何のしがらみもないエントリーユーザーが初めて手にするカメラとして果たしてこのD40が選ばれるかどうか?ペンタックスのがんばりを見ていると2大メーカーとて安閑とはしていられないと思います.特にニコンはね.
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ギャラリーにVR 18-200mmで撮影した写真を追加しました.