いい加減,整理しないといけないと思いつつ…愛着があって手放せない.
2005年の春になぜだか急にデジタル一眼レフが欲しくなっていろいろ調べていました.D2Hはノイズ問題で不当に評価が低くく,中古価格がかなりこなれてきていたのでこれに決めました.僕にとってこれが初めてのデジタル一眼レフです.
このころ(2005年4月)はニコンとはいえデジタル一眼レフのラインアップが十分ではありませんでした.D70かDヒトケタという限られた選択肢しか無くD70は好きになれなかったので無理をしてこのカメラにしました.プロ用機だけのことはあり,筐体の造りは一級品です.動作にもキレがありヒトケタ機であることを感じさせてくれます.D200がいくら良くできているといってもヒトケタには及びません.
ニコンとキャノンは報道用機材で宿命のライバルだったわけですが,D2Hは高感度性能に問題を抱えていたため報道各社がキャノンに乗り換えたという事件がありました.D2Hはニコン没落の象徴とも言えます.(いいすぎか)
ISO800での暗部のノイズが多いのは事実ですが,一般レベルでは写真として成立します.このあたりをどう判断するかですね.決して悪いカメラではありません.やはり400万画素っていうのは何をやるにしても取り回しが楽ですし,不自由は感じませんでした.でも,迷った末D200を買うために手放しました.わずか半年間のつきあいでした.
D2Hは価格が価格だけに数年使うつもりだったのですが,D200の内容と価格を知った時は衝撃的でした.いろいろ迷った末にD2Hを売ってD200を予約しました.発売まではホント一日千秋の思いで待ち続けました.こんなことは久しぶりです.価格は1/3だけど性能面ではD2系を完全に喰っているところが素敵です.
当初はバンディングノイズと言われる縞状のノイズが問題になり,僕のD200でも確認できましたが,限られた状況でしか発生しないし,等倍鑑賞は不幸になるだけなのであまりしないので,「良し」としています.保証期間内に調整にだそうかとも思ったですがなかなか時間も取れないのでそのままになるでしょう.僕の場合はその程度のものです.
MB-D200というバッテリーパックがあるのですがこれは必要性を十分吟味した上で購入した方がいいと思います.ペコペコなのでがっかりします.出来がいいとD2Xになっちゃうのでわざとチープにしているのかとすら思ってしまいます.また全体のシルエットが若干縦長になるのも許せません.ただ,タテ位置撮影が飛躍的にやりやすくなるのと単三のニッケル水素電池等が使えるようになるのは魅力です.
もう語り尽くされている感があるのでいまさらどうのこうの言うこともないのですが,細かいことは抜きにして使っていて本当に気持ちの良いカメラです.ただそれだけで価値があります.
手堅い標準機です.D70sの後継機の位置づけ.CMでキムタクが「やっぱりいいわ,ニコン」といっていました.僕は見るたびに「そんなことわかってる」とつぶやいています.いまのニコンデジタル一眼レフの中では一番買いのモデルだと思います.一般向けとして見た場合,死角がありません.
基本的な性能はD200と同等かそれ以上でボディ性能のみが劣ります.選択に迷ったら両機を触ってみてボディー性能にどれだけ価格差分の価値を感じるかで判断すれば良いと思います.
問題が一点あって,マルチパタン測光ががんばりすぎるのか,白っぽい被写体でオーバーになりやすい傾向があります.白っぽい被写体というのは本来アンダーになるので露出補正をプラス側にかけるわけですが,最近の露出計はそれなりに賢くなっていて補正フリーとはいかないまでもある程度はカメラ側で面倒を見てくれます.ただ,D80の場合はこれが強く出過ぎることがある感じです.アンダーだと後処理である程度は救うことが出来るけど白飛びしてしまうと救いようがないので結構問題です.ファームウェアでの改善を望みます.
自分にとってフィルムカメラも含めて初めて新品で買ったニコンです.ヨメさん用のデジタルカメラが必要になってD200より前に手に入れました.使ってみると悪いカメラではないのですが,心の底から好きになれなかったというのが正直なところです.D80を購入するために手放しました.
デジタル一眼レフがまだ高嶺の花だったころのCOOLPIXの最上位機種です.スイバル式の名機です.このころはまだこういうコンパクトデジタルカメラの高級機というジャンルが成立し得た時代です.
このころはデジタルカメラで積極的に撮影する気はなくメモ撮りと割り切っていたのですが,結果的にはとてもよく使いました.まだデジタル一眼レフを持っていない2003年ころに海外旅行に行った時はまだフィルムカメラがメインで,このカメラはフィルムを使うにはもったいないようなどうでもいいものを撮影するために使ったのですが,むしろこちらで撮影したほうが写真としてはおもしろかったりしました.
デジタル一眼レフがここまで安くなってくるとこういうカメラというのはどうしても中途半端になりますので最近はあまり使っていません.
完成度の低いAFを搭載しているせいか,よくAF付きMF機のような言われ方する不遇なFヒトケタです.
高校生の当時はF3からF4の移行を受け入れることが出来ませんでした.安っぽいプラスティックのボディーに幻滅しました.このころからニコンは追われる立場から追う立場に変わっていったように感じています.F5時代に盛り返した感はあるのですが,デジタル時代でもそれは続いています.なんかちょっとおかしくなっちゃったんですよね.このころから.
F4の見方が少し変ったのはアルバイトをしていたときにプロが使っていたF4Eを借りてからです.それまでは触ることすら避けていたのですが使ってみるとF3にはない使い易さを感じることが出来ました.
膨大なニッコールの対応能力の高さがこのカメラの特徴です.AFカメラでありながらMFレンズを装着してマルチパターン測光が使えたのはこのカメラだけでした.ただ,今ではF6とかデジタルのD2系,D200で同等のことが可能です.
またバッテリーの形状によって3タイプあります.最もシンプルな「素」のF4,単三電池が6本使用出来るMB-21を搭載したF4S,単三電池6本あるいは専用のNi-Cd電池が使用出来るMB-23つきのF4Eです.用途によって選べるのは便利です.「素」のF4でも重いので.
AFの能力についてはプアなのは事実だと思います.いままでは比較対象のカメラがないのでこんなものかと思っていましたが,最近のデジタル一眼レフを使うようになってプアの意味を知ることが出来ました.決定的に違うのはスピードと被写体によっては迷いが多くなることです.なので,プロが要求するようなシビアな条件では使えないでしょう.ただ,裏を返せばお散歩しながらスナップ撮影するようなときは十分機能します.よって,一般レベルで見ればAFでもMFでも使用出来る非常に対応能力の高いカメラであると言えます.そこが外装がプラスティックでヘボくても廃れない理由だと思います.
愛着とかそういうの抜きにして実用面で一台だけ選ぶとすればこのカメラでしょうね.実力に比較して不当に安いのでかなり買い得感があります.プラボディのてかてかが許容できるかどうかですね.
僕が初めて買った一眼レフカメラです.名古屋は大須のコメ兵で中古美品,標準レンズ付きが8万円くらいだったと記憶しています.昔から欲しかったFE2を買うつもりだったのですが思いのほか中古価格が安かったのでF3にしました.買った直後にカメラマンのアルバイトをすることになり,見るのもイヤになるほどモータードライブつきのこのカメラで写真を撮りました.そういう意味では青春時代の苦楽を共にしたカメラであり僕にとっては特別な存在です.現在所有しているすべてのカメラの中で一台だけ持って逃げろと言われたらこのカメラを持って逃げるでしょう.(べつに逃げなくてもいいけど)
スペックは平凡そのものですが,やはり造りの一つ一つに何か意味を感じることが出来る点がFE2やFM2あたりの中級機とは全く違います.FとF2はマニュアル前提のメカニカル機,F4,F5,F6はAF機という分類が出来るのですが,F3だけはどちらにも属することが出来ないカメラだと思っています.FやF2のような厳しさもないし,F4以降のカメラのようなハイテク武装もされていない.このあたりのバランスの良さが長い間支持され続けた理由の一つではないかと思っています.そういう意味ではFヒトケタの特異点であり,後継機の登場によって存在理由が失われないだけの魅力を持っていました.名機です.
通常撮影用のファインダーにはファインダー倍率によってアイレベルファインダーとHP(ハイアイポイント)ファインダーがあります.裸眼やコンタクトレンズで使用するのであれば倍率の高いアイレベルファインダー,眼鏡利用であれば倍率の低いHPファインダーということになっていますが,裸眼でもHPファインダーはファインダー像全体を見渡すのが楽なので覗き心地で決めるべきかもしれません.僕はアイレベルファインダーを使っていましたが,F3P用のHPファインダー(DE-5)を中古で入手したので(実に安かった)いまはこちらをつけて使っています.
また,F3使いであればモータードライブのMD-4は持っていたい名アクセサリです.いまのカメラは巻き上げレバーがなくなりモーターはカメラの中に内蔵されてしまったので,最後の本格的な外付けモータードライブと言えるかもしれません.ニッカド電池パックで駆動したときのMD-4の音というのはなににも代え難いものがあります.
製造期間が長かったためタマ数が豊富なこと,クラカメラブームが落ち着いたこと,デジタルに移行する人が多いこと,などで,中古価格がかなりこなれています.フィルムで写真を撮りたいのであればかなりお勧めできます.こういうカメラでゆっくりと丁寧に撮影するのもいいものです.
このカメラの何に惹かれるのかというとその姿形です.
露出計を内蔵したせいでひどくアンバランスになっていてこれが前衛的とも言える美しさをたたえています.また,フォトミックというのはそれだけで嫌われるような風潮があり,まるで悲しい改造人間のような趣があります.そんなフォトミックファインダー付きのニコンに魅かれてしまいます.
フォトミック方式というのは,ファインダー交換をすることによって機能拡張を行う方式のことであると解釈しています.この方式はFだけではなくF2やF3でも採用されました.F2ではずいぶん小型化され,いささかスマートになりすぎてしまいました.(それでもある種の異質な感じは漂っている)F3はAF機能をファインダーで実現しているのですがこちらはファインダーだけが異常に大きく不気味でした.(カタログ参照)個人的にはニコンF系のフォトミックファインダーが好きです.非日常的な異質感がありながら,ぎりぎりのところでカメラとの一体感と実用性を保っているところがたまりません.
実を言うとこのフォトミックFtnは2台目で,極上美品を格安で手に入れました.アイレベルではないというだけでずいぶん安く手に入れることが出来ます.フォトミック万歳.最近の相場を見ていると一時期に比べれば価格がずいぶん下がったし,当時のニッコール(Ai化前の)は,馬鹿みたいに安かったりするのでいろいろと楽しめます.知らず知らずのうちに オートニッコールは28mmF3.5/35mmF2/50mmF2/55mmF1.2/200mmF4と5本も集まっていました.どれもタダ同然で手に入れたものです.
フィルムカメラはもう打ち止めと思っていたのですがやめられません.
中学生のころこのカメラが欲しく欲しくてたまらなかったことを思い出します.近所のカメラ屋のショーウィンドウを眺めたり,新宿のヨドバシに行って触ったりしてました.当時はF3のジウジアローデザインが嫌いだったせいかF3よりも魅力的に見えました.結局,買ったのは社会人になってからです.ヨメさん(結婚前)へのクリスマスプレゼントでした.(あまり喜んでいなかった)
この当時のニコン中級機はX接点が1/250であることが強みで報道用途ではF3なんかよりも重宝されたようですが,僕の場合はストロボ撮影なんてしなかったのでこれはどうでもいいことでした.それよりもカメラとして奇をてらったところがなくコンパクトなボディに絞り優先オートのみというシンプルな構成に魅力を感じていました.
先日,サービスで点検してもらったときに露出計がかなりへたっていると指摘されました.これまではそんなもんかな?と思って使っていましたが指摘されると確かにその通りで動くには動くのですがスムーズではなくどこか引っかかったような感じです.やはり追針式の露出計は弱いようです.もう修理が出来ないので中古を買うにしても注意が必要です.クラシックカメラになりつつあります.
製造中止後に中古価格が高騰していましたが,FM3Aの衝撃的なデビューで落ち着きを取り戻したようです.そのFM3Aも2006年に製造中止となりいまはFM3Aの中古価格が高騰しているようです.
完全機械式シャッター&マニュアル露出という渋さの固まりのようなカメラです.80年代のニコン黄金時代を支えた名機.僕がカメラに覚醒してしまった多感な時代にいつもそばにあったカメラです.(持っていなかったけど)
露出とシャッタースピードの関係を理解する上でこれほど良いカメラはないので写真学校の生徒がよく使っているという有名な話があります.個人的にはニコンFのような露出計すら付いていないカメラでポジフィルムを10本撮影した方が理解は深まるような気がしますが,少なくとも最近のカメラでは得ることの出来ないものを得ることが出来ます.
シンプルなカメラなのでこれといった特徴はないのですが,強いて言えば,シャッター音が独特というかでかいです.学生時代の演奏会の時にバイト仲間がこのカメラでステージ上の僕を撮ってくれました.静寂をつんざくカコーンという特徴のあるシャッター音.ステージの上からすぐにFM2だとわかりました.懐かしい思い出です.
端正なクロームのボディもいいのですが,使い込んで角に真鍮の地肌が見えたブラックボディーが狂おしいくらいにかっこいいです.余談ですが,僕は小学生のころに,真鍮の地肌が見えるボロボロのニコンFEブラックを見て以来この道に入りました.なーんて,いろいろ書いているとだんだんとブラックボディが欲しくなってきました.最近はデジタル方面で散財しているのでフィルムカメラなんてもってのほか…とヨメの目が語っていました.
MD-12というモータードライブを取り付けることが出来ます.(FE2でも)モータードライブというよりも自動巻き上げ機能付きハンドグリップと呼んだ方がしっくり来るような逸品(珍品)です.とにかく音がでかいし,巻き上げは遅いという前時代的なもので必要性はほとんど感じませんが,ものすごく持ちやすくなるのと,見てくれが一気にプロ用機に格上げされるくらい良くなります.(D200にMB-D200を取りつけた時よりも断然こちらの方がプロムードが漂う)クロームボディに取り付けた方がそれが一層引き立つような気がしています.(この効果を狙って僕はあえてクロームボディーにしました.マニアとはそういうものです)それほど高いものではないので必携のアイテムでしょう.
ちょっとしたEMブームみたいのがあって,それにあてられて入手しました.それまでは見向きもしませんでした.当時はこのカメラを見てニコンも堕落したなとすら思いました.
正直いってプラモデルのようなカメラで使っていても信用出来ないところがあります.LOMOのようなトイカメラの高級版といった趣です.とはいえ,レンズはニッコール.良く写ってしまうのでトイカメラにもなりきれません.とはいえ許せてしまう愛嬌を持っています.
ボディーはジウジアローのデザインでモータードライブも用意されています.また小刻み巻き上げが出来たりして,どうでもいいところにいろいろこだわってる点が泣かせます.現代では成立し得ないニコンの遊び心が満載です.当時のニコンの心意気に触れることが出来ます.
俗に高級コンパクトカメラと言われるジャンルのカメラです.一時期流行りました.ブームの火付け役となったのはコンタックスのT2ですね.その他ニコンやミノルタあたりも出していて乱立気味だったのですが,このGR-1シリーズが最も実用度が高く支持されていたように思います.ヨーロッパ旅行で大活躍しました.一眼レフも持って行ったのですが,ほとんどこのカメラだけで撮影しました.フルオートのコンパクトカメラという気軽さとコンパクトでも写りは良いという安心感で何かから開放されたような気分になったことを覚えています.写真撮影とカメラの関係を考えさせられます.
個人的に28mmというはとても好きな焦点距離なのでこのカメラはいろいろな場面で重宝しました.いまではあまり出番がなくなってしまいました.